微生物資材シリーズ

ビオライザー
作物の残渣・残根、食品残渣などの腐熟促進材


<概要>
ビオライザーに添加されている6種の微生物(2種の糸状菌、3種の細菌、1種の酵母)は、10℃~50℃の温度でセルロース、リグニン分解活性を有し、さらには難溶性のリンを植物に利用できる状態にするリン溶解能力を持っています。
<特長>
- ビオライザーに添加された微生物の働きにより、良質な堆肥の速やかな製造が期待されます。
- 堆肥のみならず、剪定くず、収穫物残渣(稲わら・野菜くず・残根)などの有機物の分解に、ビオライザーは能力を発揮します。
- ビオライザーに添加されている微生物は、土壌・有機物から分離された菌ですので、環境に対して悪影響は与えません。
<成分・内容>
肥料成分(N-P-K)% | 添加菌 | 性状 |
---|---|---|
3-3-0 | Bacillus sp.(細菌)1種 Paenibacillus sp.(細菌)1種 Priestia sp.(細菌)1種 Penicillium sp.(糸状菌)1種 Talaromyces sp.(糸状菌)1種 Zalaria sp.(酵母)1種 |
粉状 |
※N:窒素 P:りん酸 K:加里
荷姿:10㎏/袋
<使用方法>
堆肥づくりの場合 | 稲わら、バーク、おがくず、キノコ培養残渣、刈り芝などの堆肥化促進材として1~2%添加します。 |
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ぼかし肥の種菌として | 有機質肥料を発酵してぼかし肥を作るとき、堆積時に0.5~1%混合すると良質なぼかし肥ができます。 |
サッチの分解 (ゴルフ場) |
グリーンやフェアウェイに100~200g/㎡の量で散布し、十分にかん水を行ってください。 病原菌のエサとなるサッチを分解し、芝の生育を良好にします。 |
収穫物残渣の分解 | 畑地などの収穫物残渣の分解には、20㎏~40kg/10a程度の量を全面に散布し、残渣とともに土中にすき込んでください。 |
<ワンポイントアドバイス>
- 堆肥づくりの際に、あわせて尿素を1~2%添加するとより効果的です。
<注意事項>
- 直射日光、長期高温になる場所を避け、開封後は速やかに使い切ってください。
ビオ有機
根圏微生物環境改善肥料


<概要>
健全な作物、バランスの取れた微生物相を育てる動植物質有機を厳選し、さらに組成均一促進材と有用菌(3種の放線菌と2種の細菌)を加えた根圏微生物環境改善肥料です。
<特長>
- 効き目が緩やかで持続性があり、収量の安定と品質向上に役立つ安全な肥料です。
- 有機質肥料を発酵させ、ぼかしてあるため、多目に施用しても濃度障害の心配がないため、安心して施用できます。
- 土壌を団粒化し、有用微生物のすみかを与え、健全な根を育てます。
- 有用微生物の旺盛な繁殖により、土壌の微生物性を良好にします。
- アミノ酸、核酸等を含み、作物を健全に育てます。
<成分・内容>
肥料成分(N-P-K)% | 添加菌 | 性状 |
---|---|---|
3-3-3 | Streptomyces sp.(放線菌)3種 Paenibacillus sp.(細菌)1種 Bacillus sp.(細菌)1種 |
粉状 |
荷姿:10㎏/袋
<使用方法>
用途作物 | 野菜類、果樹・花卉 |
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方法 |
|
使用量 | 野菜:200~300㎏/10a 果樹・花卉:200~300㎏/10a ※うね中心に100kg/10a |
<注意事項>
- 直射日光、長期高温になる場所を避け、開封後は速やかに使い切ってください。
エコガード
ナス科作物の根圏微生物環境改善資材


<概要>
エコガードは、ナス科の根に優先的に定着する細菌(T-0002菌)を鉱物資材に吸着培養した微生物土壌改良資材です。
<特長>
- トマト、ナスなどのナス科作物に使用すると作物の活力を高める効果があります。
- エコガードに添加されたT-0002菌が病原菌よりも先にナス科作物の根に定着することにより、病気が発生しにくい土壌環境を作ります。
<成分・内容>
微生物土壌改良資材
性状 |
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顆粒状 |
荷姿:2.5㎏×4袋/箱
<使用方法>
用途作物 | トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、タバコ、ジャガイモなどのナス科作物 |
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方法・使用量 | 全面施用の場合 100㎏/10a 畝施用の場合 70㎏/10a 植え溝施用の場合 50㎏/10aで使用してください。 |
<注意事項>
- 直射日光、長期間高温(37℃以上)になる場所を避け、冷暗所に保管して下さい。
- 開封後は速やかに使い切ってください。
- 使用前に箱内に同封されている説明書をよくお読みください。
メタリッチ
コガネムシ類の住みにくい環境づくりに!


<概要>
コガネムシ類の住みにくい環境をつくる資材です。
<特長>
- 土壌の物理性改善効果により、植物の根系を充実させます。
- 資材に含まれている有用微生物(Metarhizium sp.)により、土壌の微生物性を改善し、植物の生育に適した環境にします。
- 資材に含まれている微生物は土壌中での生存能力が高く、土壌環境改善効果が持続されます。
<成分・内容>
微生物土壌改良資材
性状 |
---|
粉状 |
荷姿:2.5㎏×4袋/箱
<使用方法>
用途 | 施用量 | 方法 |
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畑作物 |
100g/㎡ |
施用し、土壌混和後にかん水を行ってください。 |
茶・花木 |
100g/㎡ |
株元に施用し、十分な灌水を行ってください。 土壌と混和することでさらに効果が高まります。 |
果樹・野菜等の苗 |
培養土の重量比で1% |
培養土に混合し、苗を植え付けてください。 |
ゴルフ場芝 |
目土の重量比で1% |
目土に混合し、散布してください |
100g/㎡ |
芝表面に散布し、散布後灌水を行ってください。 |
<注意事項>
- 直射日光、長期間高温(37℃以上)になる場所を避け、冷暗所に保管して下さい。
- 開封後は速やかに使い切ってください。
- 使用前に箱内に同封されている説明書をよくお読みください。
SGNS(Soil Guard NematodeS)
センチュウ類の住み難い環境づくりに!

<概要>
土壌微生物性を改善し、センチュウの住み難い環境にします。
<特長>
- 資材に含まれている有用微生物の働きによる土壌環境の改善効果により、センチュウの住み難い、植物の生育に適した環境にします。
<成分・内容>
微生物土壌改良資材
性状 |
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粉状 |
容量:10㎏/袋
<使用方法>
処理量 | 10aあたり100㎏以上施用してください。 |
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処理時期 | 少なくとも定植2週間前以上、望ましくは1か月前には施用してください。 土壌消毒後に施用してください。 薬剤消毒を行う場合は十分にガス抜きを行った後に施用してください。 |
処理方法 | 土壌の深層までの微生物環境を改善するために、表層処理のみでは十分ではない場合がありますので、深耕処理を行うことが望ましいです。添加している菌は高温に弱いので、地表面温度が50℃以下の時に散布し、できるだけ早く耕うんしてください。 |
<注意事項>
- 直射日光のあたる場所を避け、冷暗所に保管してください。
- 開封後は速やかに使用して下さい。