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Profile |
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農業を起点に広がる多様な事業内容
私の業務は、化粧品原料の営業です。主に関西のお客さまを担当しており、月の3分の1は出張してお客さまとの商談を行っていましたが、現在は、オンラインも積極的に活用してリモート商談を行っています。
子どもの時から生き物、特に植物が好きで、自宅の家庭菜園を手伝うなど野菜づくりも好きでしたね。高校時代は理系で生物を選択、大学進学では迷わず農学部に進みました。就職活動でも農業に関わる仕事を探しました。当社は肥料メーカーとして大手であり、何より肥料が一番ダイレクトに農業に貢献できると思い入社を決めました。
ところが、実際の配属先は化粧品の原料の部署。「自分がなぜ」と驚きましたが、ここで扱っている素材も、植物由来のものなど広義には農業とも深く関わっており、農業活性化の一翼を担っているのだと分かりました。
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自社だけではなく、農家も社会にもメリットを
当社は、北海道から九州まで拠点があり、全国の農作物や地域の特産品などの情報を蓄積しています。そこから農作物や地域の特産品を使った、植物由来の化粧品原料が生み出されていきます。
たとえば、果物由来の原料の一つに、間引いて摘み取られた青いリンゴのエキスがあります。通常は廃棄されるものですが、未利用資源として再利用できるのです。未熟な果実は、虫や鳥に食べられないように苦い成分が含まれているのですが、これが実は抗酸化物質のポリフェノール類であり、自然の力を持った、化粧品の原料として利用することができます。廃棄するものを買い取ることで経済的還元ができれば、農家にも大きなメリットとなります。
また、お客さまの化粧品の試作品で、肌に刺激が出ることを聞いたとき、ミツバチのローヤルゼリーを由来とする化粧品原料の添加を提案し、問題を解決することができました。当社ならではの知見とノウハウで、農業の力をさまざまな形で社会に生かしています。
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気づきや知識を広げ、さらにグローバルに
化粧品事業は、当社主力の肥料事業と比べると人数も少ないので、業務も営業だけでなく、研究開発に関わったり、新しい材料・素材を一から探して調達したりもします。また、原料製造のスケジュール管理など工場との連絡や調整も欠かせません。
発注、製造、納品までの一連の流れの中で、多岐にわたる業務に携われる今の仕事にやりがいを感じています。さまざまな人とのコミュニケーション機会もあり、気づきが多く、知識も広がります。
近年は、中国、東南アジアなど海外への事業展開もしており、私も現地へ出張する機会がありました。最近は先輩に助けていただきながら、英語のオンラインプレゼンを行っていますが、仕事がダイナミックに広がる醍醐味がありますね。

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タイムスケジュール
- 08:40 ▶
- 出社
メールチェック - 09:00 ▶
- 社内ミーティング
毎週月曜日は、研究所、工場と合同で会議しています - 13:00 ▶
- お客さまと面談
現在は主にオンライン面談をしています - 14:00 ▶
- メールチェック
代理店さまから来る資料やサンプルの依頼 - 15:00 ▶
- お客さまと面談
- 16:00 ▶
- 製造関連
製造に使用する資材の手配や今後の製造計画に関して製造先と電話などで連絡を取ります - 17:30 ▶
- 退社
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当社は、社内の雰囲気がとても良く、働いている人たちが皆、まじめで誠実だと思います。就職先を選ぶには、興味のある分野かどうかだけでなく、そういった社風や働いている人が自分と合うかどうかも大切だと思います。 |
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