実家が兼業農家で、幼少期から農業は私にとって身近なものでした。私自身、日本の食料・農業問題に関心があり、大学でも農業環境経済学を専攻しました。就職活動で、農業に欠かせない肥料の国内トップメーカーである当社に出会い、志望しました。
現在は経理部・財務課で資金調達・管理を行っています。直接、農家さんと関わることはありませんが、バックオフィスとして会社の安定経営を担っています。実は入社当初は、千葉事業所で2年間、営業を行っていました。このジョブローテーションも当社の魅力の一つで、営業時代に学んだ知識や経験が、自分のキャリアにプラスになっていると思います。
当社は理系出身の人が多く、私のような文系の人間は少数派ですが、簿記など大学で勉強してきたことも現在の業務に生かせています。

現在の業務内容は、作成した資金計画に基づき資金を調達と管理をすることです。また、本社部門の決算業務を担当してます。決算には、正確さはもちろんですが、スピードが大切です。会社の経営を支える業務として大変なプレッシャーですが、大きな責任と表裏一体のやりがいを感じる仕事です。
実際、当部に異動になって最初の決算は大変でした。経理実務の経験のない中で財務諸表など関連書類の処理をしていくわけですが、関係部署とやりとりを重ね、一つ一つの作業にとても時間がかかったのを覚えています。最近では業務にも慣れてきましたが、イレギュラーな事態も付き物です。当社の信用を数字で表すという点で、その使命感がやりがいにつながっていると思います。

お金や予算を監理する立場として、各部署との調整や協力体制も欠かせません。細かいチェックを重ねています。正確な数字に妥協は許されません。
当社は、肥料の専門会社でありながら、肥料や農業以外の事業にも携わることができ、また全国の拠点を生かし、地域的にも幅広くキャリアを広げることができます。また、海外での事業展開も推進しており、中国など将来性ある市場での活躍も期待できます。
毎年秋には全国の財務、経理、総務担当者との合同会議を行っています。その際、支店経理担当の人と意見を交わす機会もあり、実際、製品が動いている各地域では、本社とはまた違った業務内容で、大変さも異なることを感じました。将来はキャリアアップのために、支店の経理にも携わって、広い視野で会社全体の業務を見通せるようになりたいです。