2025.09.30 肥料事業
日本土壌肥料学会2025年度新潟大会にて企業ブース展示および研究発表を行いました。
企業ブースでは、高濃度散布可能な液状肥料「CORON」、バイオスティミュラント資材の「ユートリシャ™N」「スキーポン」の紹介を行いました。
■空散可能な液状肥料「CORON」
ドローンやブームスプレイヤーなど様々な散布機器で対応可能な窒素液肥です。窒素成分27%の高成分でありながら、散布に適した条件下においては、希釈倍率2~5倍(v/v)の高濃度散布でも肥料焼けが発生しにくい点が特長です。1度の肥料補給で広範囲に散布が可能で、追肥作業の大幅な省力化が期待できます。液状肥料のため、専用の粒剤散布装置を導入する必要もありません。
■窒素固定菌「ユートリシャ™N」
「ユートリシャ™N」に含まれる窒素固定菌は、作物の葉に散布することで共生し、大気中の窒素を直接固定して作物に供給します。これにより、土壌肥料に過度に依存することなく、作物が必要とする窒素の一部を賄うことが可能です。
■高温・乾燥対策資材「Skeepon(スキーポン)」
理化学研究所の研究により、植物は乾燥時に体内で酢酸を生成し、遺伝子調整タンパク質を介して高温・乾燥耐性を誘導することが明らかになりました。スキーポンはこの研究成果を応用して開発された資材で、独自技術により高濃度の酢酸成分を植物の健全な生育を損なうことなく効率的に吸収させることが可能です。
ポスター発表では、筑波総合研究所の取組として「近赤外分光法による国内農耕地土壌診断技術の実用化」を発表しました。
また、アグリソリューション推進部の取組として「省力追肥技術によるプラスチック被覆肥料代替の可能性検証~省力化と環境配慮を両立する肥料及び施肥法の確立に向けて~」を発表しました。
■CORONについて弊社YouTubeチャンネルで紹介中!(リンク)
■ユートリシャ™Nについて詳しくはこちら!(リンク)
■スキーポンについて弊社YouTubeチャンネルで紹介中!(リンク)
■近赤外分光法を用いた新たな土壌分析サービスご提供の開始について(リンク)
問い合わせ先▶片倉コープアグリ株式会社 肥料本部 アグリソリューション推進部 技術推進課 TEL:03-5216-6613