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肥料事業

日本土壌肥料学会2024年度福岡大会にて企業ブース出展および研究発表を行いました!

2024.11.20 肥料事業


画像日本土壌肥料学会2024年度福岡大会にて企業ブースの出展および研究発表を行いました。

口頭発表では「水稲栽培におけるペースト二段施肥の作業性、生産性および環境影響評価~プラスチック被覆肥料に頼らない米づくりに向けて~」と題して、ペースト二段施肥技術による水稲栽培体系の最適化と、技術導入による作業の軽労化ならびに環境負荷低減効果について発表しました。

ペースト肥料は粘性を持った高濃度の液状肥料です。植え付けと同時に、苗の脇にノズルで溝を切りながら土中に埋設施肥します。根の近くに液状肥料を埋設するため、苗の活着や初期分げつを確保したい場合に有効です。施肥位置は、苗から水平方向に上段2㎝、下段15㎝であり、施肥深度は農機メーカーによっても異なりますが、上段3,5,(7)㎝、下段9,12,15㎝から選択します。施肥深度を変えることで肥効の発現時期を調節することができます。
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                        ペースト2段施肥のイメージ図 


ポスター発表では、「土壌肥沃度簡易迅速評価法の開発及び従来法との比較」と題して、弊社の筑波総合研究所で行っている取り組みを発表しました。

企業ブースでは、弊社からプラスチック被覆肥料代替技術ならびにソイルファインを用いた土壌還元消毒技術を、弊社関連会社の大日本産肥株式会社から福岡県内堆肥および回収リンを利用したe-greenシリーズの紹介を行いました。

 

e-greenとは、JA全農ふくれんと福岡市道路下水道局が協力して開発した肥料で、大日本産肥株式会社で製造しています。

下水道から回収した「再生リン」と福岡県内の堆肥を利用した肥料で、循環型社会の構築に寄与したとして、令和5年度国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」のイノベーション部門において、「部門賞」を受賞しています。

画像                            e-greenシリーズ

弊社グループは、環境負荷の低減と持続可能な農業の実現に向け、プラスチック被覆肥料に代わる新たな施肥技術の普及に注力するとともに、国内未利用資源を農業分野で有効活用するための取り組みを積極的に推進してまいります。


■「ペースト二段施肥技術」について弊社HPで紹介中!(リンク
■「ソイルファイン」を用いた土壌還元消毒について片倉コープあぐりチャンネルで紹介!(リンク
■福岡県内堆肥および回収リンを利用した「e-greenシリーズ」のチラシ下記よりダウンロードできます!

問い合わせ先▶片倉コープアグリ株式会社 肥料本部 アグリソリューション推進部 技術推進課 TEL:03-5216-6613

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