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肥料事業

バイオスティミュラント分野での新たな挑戦
第二弾:窒素固定菌「ユートリシャ™N」取扱い開始!

2025.05.13 肥料事業

■背景
農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」では、2050年までに化学肥料の使用量を30%低減する目標が設定され、持続可能な農業の実現に向けた新たな技術の導入が求められています。こうした中、窒素固定菌を活用したバイオソリューションは、化学肥料のみに依存しない生産性向上を実現する有望な選択肢として注目されています。

■肥料と農薬業界の垣根を超えた挑戦
全国規模で肥料事業を展開し、系統流通(※1)に国内屈指の販売体制をもつ弊社は、農薬・種苗分野のグローバルカンパニーである、コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社およびコルテバ・ジャパン株式会社(※2)と業界の垣根を越えて協業し、窒素固定菌「ユートリシャ™N」の全国展開を2025年6月より開始いたします。
国内での系統流通販売および普及を片倉コープアグリ株式会社グループが担い、コルテバグループと密接に連携して、地域の農業生産者の皆様に向けた技術支援と普及活動を展開してまいります。

※1系統流通とは、JAグループを中心とした農業資材供給網です。
※2コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社およびコルテバ・ジャパン株式会社とは、デュポン・パイオニア、デュポン・クロッププロテクションおよびダウ・アグロサイエンスの強みを集結して設立された、コルテバ・アグリサイエンスの日本企業です。


■「ユートリシャ™N」とは?

「ユートリシャ™N」は、コルテバ・アグリサイエンスが開発・提供するバイオスティミュラント資材で、世界各国での利用実績をもとに日本国内向けに導入される製品です。「ユートリシャ™N」に含まれる窒素固定菌は、作物の葉に散布することで作物内に共生し、大気中の窒素を直接固定し、それを作物に供給する革新的な微生物資材です。これにより、土壌中の肥料に過度に依存することなく、作物が必要とする窒素の一部を賄うことが可能となります。この技術により、従来の施肥体系を補完・最適化しながら、環境負荷の低減と収量の安定化を同時に実現します。

弊社は、「ユートリシャ™N 」の普及を通じて、作物の収量と品質の向上、および環境と調和した農業の実現を支援し、日本の農業の持続的な発展に貢献してまいります。

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お問い合わせ先▶片倉コープアグリ株式会社 肥料本部 アグリソリューション推進部 技術推進課 TEL:03-5216-6613

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